新型 陶浴槽製作 楕円形版 後半の様子を製作者からお届けいたします。
さて、前回は成形仕上げを行っているところまでお伝えしましたが、後半は順調に乾燥した生地の磨き工程と、施釉(釉薬掛け)工程の内容になります。
新型楕円は、経験上、乾燥には問題ないだろうと考えていました。
ただ、底面に近い部分は、従来の2倍ほどの厚みがあるので、そのことだけ注意すれば、変形など心配することはありませんでした。
長方形などの反抗期を迎えたような浴槽の乾燥とはちがって、本当に素直に乾燥してくれます。
慎重な乾燥を終えて、側面磨きに入りました。
写真は磨きの前の状態です。表面に凹凸が確認できると思います。
次の写真は削り工程の途中の表面の接写です。
削ると砂面状になりますが、これに釉薬がかかると暖かな良い表情になります。
次の写真は削り工程が済んだ浴槽の表情です。
磨き工程は全て手作業です。
一旦磨いた後に四方八方から眺め、直接手のひらで触りながら凹凸を均一化させていきます。
何度も何度も撫ぜます、凹凸は見ているより手で触るほうが確実に判ります。
手の平が赤くなろうと関係ありません。
成形担当者と私と晩くまで浴槽を撫ぜまくり、磨きました。まるで・・・愛撫ですね。
そして、やっと削り工程が完了しました。
次の工程は施釉になります。
施釉は、スプレーガンを使用して行いますが、吹き付けた量・厚みは指の爪を立てての目視判断です。
何度も重ねて吹き、最後にバドガシュタインを吹き付けます。
最後は焼成ですが、5日間を要します。後は傷が出ないように祈るだけです。
当然のことながら、毎回特別な一槽の注文でも、万が一の場合に備えて、スペアは製作しています。何せ「割れ物」ですからね…。
スポーツカーのポルシェも、こうして人の愛情が込められているのだと思います。良いものを作ろうとする気持ちがないと、見えない所まではなかなか磨けません。
しかし、そうした行為こそ、人の心に伝わるのではないでしょうか。
余談になりますが、実は浴槽の底面裏側にT.Y.のサインがしてあります。
浴槽の製作から施釉までを 一人でこなした浴槽製作部のメンバーのイニシャルです。
「君にまかせたこの浴槽、自信があるなら サインをして下さい。」と言ったからです。
私の記憶に間違いがなければ、独立前のポルシェさんが ベンツにいた頃、自分の作ったエンジンに”Porsche”と刻印をしていたそうです。
自分の真心を提供する自信があったからこそ、出来たのでしょうね。 (完)
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